日本に比べると、海外はスカートよりもパンツスタイルが主流ですよね。
なぜなのでしょうか?
実際に日本と違い、ヨーロッパやアメリカではスカートをあまり履かない理由について知りたい女性もいます。
では、ヨーロッパやアメリカなど海外では、日本に比べてスカートがそこまで主流じゃない理由について見ていきましょう。
ヨーロッパがスカート履かない理由6つ!
ヨーロッパがスカート履かない理由は何なのでしょうか。
下記のようにいくつか理由があります。
西洋人は顔立ちがハッキリしているのでラフなファッションも似合う
日本人と違い西洋人は目鼻立ちがクッキリしていたり、彫が深いので顔立ちがハッキリしていますよね。
シンプルな洋服もラフなスタイルもオシャレに見えてしまうのです。
なので、海外ではスカートや化粧などではなく、ラフなスタイルが好まれる傾向にあるのです。
自分の定番スタイルが確立している
日本の女性は流行に敏感で、常に流行りを追いかけ、人が着ているものや持っているものをチェックする人も多いのではないでしょうか。
そんな日本の女性とは違い、ヨーロッパの女性は自分のお気に入りの定番スタイルがあり、常に新しいものを求めない傾向があります。
自分の中の長年気に入っているスタイルの中から、ワードローブを買い足そうとするため、過度に流行を追いかけることはしないのです。
好みの違い
日本人は、レースやフリルなどのかわいらしいものが好きな女性が多い。
ですが、ヨーロッパでは、かっこよく、スタイリッシュなものを求める女性が多い傾向にあります。
そのため、日本の女性が好きな、ふんわりとしたスカートやフリルやレースなどはヨーロッパの女性から見たら、「可愛い」ではなく、「子供っぽい」というように見えてしまうでしょう。
シンプルかつ洗練されているものが好まれるヨーロッパでは、パンツスタイルが主流なのです。
過度な露出は危険だから
実際にフランスのパリなど、街の中心部では、ミニスカートを履いた女性はあまり見かけません。
露出の多いミニスカートのファッションは、男性を誘っているというように捉えられてしまうことがあるからです。
ミニスカートを履くということが危険につながる恐れがあるため、ヨーロッパではスカートを履くこと自体を避ける傾向にあります。
気候の影響
日本の気候とは違い、ヨーロッパの気候は冷涼です。
ヨーロッパの夏は短く、9月に入ると一気に冷え込み、長く、寒い冬がやってくるのです。
こうした気候の影響からスカートより、パンツの方が長く履くことができるため、パンツコーディネートを好む女性が大半です。
特に寒さの厳しい冬には、防寒することが最優先となるため、スカートを履くという選択肢がほぼないのです。
体型を気にしない
日本の女性は、自分の体型に自信を持っている人の割合が少なく、無意識に体型を隠せる服装を選んでいる傾向があります。
その代表的なアイテムがふんわりとしたロングスカートや、ダボっとしたワンピースであると言えます。
シンプルなスタイルが好きなヨーロッパの女性にとって、そのようなアイテムは子供っぽく、野暮ったい印象を与えるため、好まれません。
自分の体型に自信を持っている人もそうでない人も、ヨーロッパでは体のラインが出るようなぴったりとしたパンツを履くことに抵抗がないのです。
ヨーロッパではパンツスタイルが主流な理由って?
ヨーロッパではパンツスタイルが主流な理由って何なのでしょうか。
ひとつの理由といては、ヨーロッパではスカート(特にショートスカート、ミドルスカート)は10代の女性が履くイメージがあるのです。
ロングスカートやワンピース、ドレスなどもパーティなど一張羅として活用されることはありますが、普段着として着る人は多くはありません。
ヨーロッパでは、見た目より、機能性や利便性が重要視されるため、日常生活を送る上で、動きやすいパンツスタイルが好まれます。
日本の女性のように、見た目にすごくこだわり、自分を可愛く見せることを優先していないのです。
他人からの見た目を最優先する日本の女性とは違います。
合理的な考えのヨーロッパの女性には、自分の着心地の良さを考えた上で最適な服装が、パンツスタイルなのです。
アメリカでもスカートを履かない傾向にある?
アメリカでもスカートを履かない傾向にあるのでしょうか。
実は、アメリカでも、スカートを履いた女性はあまり見かけないです。
夏にショートパンツを履いた女性は見かけたとしても、スカートをコーディネートに組み合わせている女性はほとんど見たことがないのではないでしょうか。
アメリカでは、スカートはかわいらしい、幼い子が履くものというイメージがあります。
ですので、ティーンエージャーになる頃には、スカートは卒業し、細身のジーンズやレギンスなどのパンツスタイルが主流になっていくのです。
ドイツでもスカートは履かない傾向にある?
ドイツでもスカートは履かない傾向にあるのでしょうか。
ドイツでもスカート姿の女性はほとんど見かけないでしょう。
ドイツでは、シンプルで動きやすい服装が好まれる傾向にあります。
Tシャツやニットなどラフなトップスに、ジーンズなどのカジュアルなパンツを合わせるのが、ドイツの女性の定番スタイルです。
普段から、男女の差があまりないのが、ドイツのファッションの特徴ですが、特に気温が低くなる寒い冬の間は、防寒を優先する傾向にあります。
ブラジルではスカートは禁止なの?
ブラジルではスカートは禁止なのでしょうか。
実はブラジルでもスカートはそこまで主流ではありません。
実際に、10年以上前のことですが、ブラジルで大学にミニスカートを履いて登校した女子学生が、他の数百人の学生から「売春婦」と悪口を言われ、警備員が出動する騒ぎになりました。
大学側は女子学生を退学処分としましたが、政府の介入で撤回されるといったことが起こり、ニュースに取り上げられました。
このような騒動から見ても、ブラジルでは、ミニスカートはいやらしいイメージがあり、スカートを履くということ自体に抵抗を持っている人が多いのではないでしょうか。
一年を通して温暖な気候で、露出をしている人が多いイメージのブラジルですが、スカートを履くことは、昔から避けられているのかもしれません。
西洋系の外国人はスカートを履かない傾向にある?
西洋系の外国人はスカートを履かない傾向にあるのでしょうか。
ヨーロッパやアメリカなどでは、スカートはあまり履かない傾向にあります。
それは、日本人のような、ふんわりとした、かわいらしいスカートスタイルが、あまり好まれないからです。
実際に海外のファッションスナップを見てみると、パンツスタイルの人が圧倒的に多いです。
日本人のように体型を隠すような文化がなく、ぴったりと体のラインを見せるようなパンツスタイルが好まれています。
日本人は、足の太さや短さを気にして、細身のパンツを履くことを避ける人も多いですが、体型を気にして着る服を選ばないアメリカやヨーロッパでは、自分のスタイルに自信のあるスリムな体型の人だけではなく、どんな人でもぴったりとしたパンツを履くことに抵抗がないのです。
海外に比べて日本人が服装を気にしすぎる理由って?
海外に比べて日本人が服装を気にしすぎる理由って何なのでしょうか。
その理由として、日本人は他人の目や、他人からの印象を気にしすぎるあまり、自分の着たい服を着ることより、人にどう思われるかを考え、服を選んでいる人が多いのではないでしょうか。
「周りの人が着ていたから、とりあえず同じものを着ておけば安心する」、「みんなが着ていて流行っているから、なんとなく同じものを買う」など、日本人特有の人に合わせる、気を遣う性格からそのような考えに至るのです。
それに比べ、海外では、いろいろな人種がいて、いろいろな考えがあることが当然なので、他人のことを気にしないという考えが根付いているのです。
また、海外ではベーシックでシンプルなファッションが好まれる傾向にあり、日本のように毎シーズンごとに目まぐるしく流行を追いかけるような風潮があまりありません。
そのため、各々が自分自身にとっての「着やすく生活しやすいファッション」をしているのです。
大切なのは、自分自身が何を考え、何を着るかであって、他人からの評価ではありません。
その日本人特有の考え方が、服装について難しく考えさせ、過度に気にすることに繋がっているのではないでしょうか。
海外に比べると日本人はみんな同じ服を着てる?
海外に比べると日本人はみんな同じ服を着てる印象があるのでしょうか。
海外の人は、周りの目は気にせず、自分のスタイルを貫き、自分が何を着たいかを考えて服を選んでいる人が多い印象があります。
一方で日本人は、周りの人の目や、人からどう思われるかを気にしすぎてしまうので、ファッションにおいても、周りの真似をして同じような服装をしている人が多いのではないでしょうか。
そんな日本人の考え方は、ある場面では協調性があるというように捉えられますが、ファッションにおいては、個性や意思がないと思われてしまうのではないでしょうか。
同じような服装をしている人が多いため、周りと違ったものを身に着けることで、目立ったり、浮いたりすることを恐れているのかもしれません。
実際、流行りの物が雑誌やSNSで数多く取り上げられ、ショッピングに行くと、どの店舗でも似たような商品が並んでいますよね。
常に流行っているものにアンテナを張り、周りからの目を気にして、周りと似たような流行りの服を着ていることが、日本人は個性がなく、同じような服を着ていると見られてしまう要因なのです。
本来ファッションとは、誰かのためにするものではなく、自分のためにするものですよね。
人から見てどう思われるかを気にしすぎて、周りに合わせるのではなく、本当に自分が「心地がいい」と思えるものを、素直に受け入れる自分でいることが、いちばん大切なのです。
そういう考えにシフトしていけば、誰もが自然と自分らしくいられ、ただみんなが同じような服を着ているだけの「無個性な日本人」として見られるのではなく、日本人らしいスタイリングに変わっていくのではないでしょうか。