文化祭のイメージといえば、「楽しい学校行事」という人もいますが、文化祭も立派な授業の一環です。
「友人との協調性、計画性、コミュニケーション能力、集団で目的達成する喜び、人を使う能力」などを学ぶ場でもあります。
実は、就活活動における自己PRの例文にも使えるのです。
では、文化祭で学んだこと(学べること)とは何か?詳しく見ていきましょう。
文化祭で学んだこと(学べること)とは?
文化祭では、様々な人と協力をしながら一つの事を達成させるイベントです。
人と関わって行く中で学べることがたくさんあります。
人を説得させる方法を学ぶ
学校祭では、人を説得して行動に移してもらう方法を学ぶことが出来ます。
例えば、クラスの出し物を何にするかアイディアを出し合う場面があると思います。
その際に、自分のアイディアが良い物だと思ってもらうには工夫が大切です。
人に説明するときは、まず結論から話すことを意識します。
その後、自分の出したアイディアを実行することで得られるメリットや、それに至る明確なプロセスを述べることができれば多くの人が納得するはずです。
人に協力してもらう(人を動かす)方法を学ぶ
学校祭は、1人の力では成し遂げられないことばかりです。
目的を達成するために、多くの人の協力を得る必要があります。
人に協力してもらうにも、説得することが必要です。
人が協力しようと思うのは、自分にメリットが生じる時や、協力の意義を理解できているときです。
単に「手伝って欲しい」とお願いするだけでは誰も動いてくれません。
説得する力や、信頼と人脈が必要になります。
計画性を学ぶ(計画的に順序を運び目的達成)
学校祭の準備期間は、1-2ヶ月と長く、準備しなければいけないこともたくさんあります。
無計画に行動していると絶対に間に合いません。
物事に優先順位をつけたり、不必要な作業を削減したりと工夫が必要です。
学校祭を通して先を見通して行動する力が付くはずです。
集団で目的達成する喜びを学ぶ
文化祭は、楽しむのも目的の一つですが、基本的に集団で模擬店を成功させることも目的ですよね。
模擬店を成功させるにはクラスメイトで一致団結する必要があります。
みんなで努力して、目的を達成もしくは文化祭に参加したとき、個人で目的を達成したときの喜びは全く違うものです。
集団で目的を達成することで、喜びを分かち合う仲間がいますよね。
文化祭では集団で目的を達成したり、出し物(模擬店)に参加したことへの喜び学ぶことができます。
他クラスと模擬店(出し物)を競い合う楽しさを学ぶ
文化祭といえば、色々な演目や出し物がありますが、中には他のクラスと競う場面もあるでしょう。
例えば、出し物(模擬店)のクオリティや客入りがそうでしょう。
やはり多くのお客さんに来てもらうためには、他のクラスの模擬店よりも勝っている必要があります。
中には模擬店優秀賞を設けている学校もあります。
他のクラスに、負けることもあれば勝こともあります。
出し物において、負ける悔しさ、勝つ喜びを知ることも文化祭の目的のひとつです。
文化祭に参加することで、そういったクリエイティブ面でも誰かと競う楽しさを学ぶことができるでしょう。
誰かと競うということは、物事の発展や進化にも大きく影響してくるので、とても大事なことでもあります。
文化祭で出し物(模擬店)の出来を競う楽しさを学ぶことで、今後、社会に大きく貢献できる可能性を秘めています。
このように文化祭では様々なことが学べます。
つまり、文化祭は生徒が成長するにあたって必要なカリキュラムなのであり、決して「無駄な時間」ではありません。
「学業における文化祭の必要性」についてより詳しく解説しているので、下記のページに合わせて読むことをオススメします。
文化祭で友人(クラスメイト)との協調性やコミュニケーション能力は学べる?
文化祭で一番学べることは、人との関わり方です。
そのため、協調性やコミュニケーション能力を十分に学ぶことができます。
例えば、クラスの話し合いで意見が割れて険悪な雰囲気になったとき、どのようにたち振る舞うべきか、といったようなことを学べます。
さらに、仕事が行き詰まった時、誰かの力を借りる方法も学べます。
この時に必要になるのはコミュニケーション能力です。
どのような言葉遣いでお願いするのかが大切になってきます。
もちろん、仕事をわかりやすく説明し、割り振る能力も必要です。
文化祭におけるスムーズな役割分担については、下記の解説ページを合わせて読みましょう。
文化祭で学んだことを自己PRする際の例文の書き方は?
学んだことを自己PRするときは、自分の「行動」に着目して記述すること!
その結果どのような変化が起こったのかをわかりやすく説明する必要があります。
自分のポジションだけを説明するだけでは相手に伝わりません。
NG例
私は、生徒会長として、学校全体の意見が取り入れられる学校祭作りを目指しました。そのために、多くの意見が集まる意見箱を設置しました。
その結果、新しいイベントを立ち上げることに成功しました。
→ これでは自分の考えや行動がわからず抽象的です。
OK例
私は、50年以上続く歴史ある学校際で、新しいイベントを立ち上げたいと考えました。
そのために、下級生でも気軽に意見を発することができる意見箱を設置し、アイディアを集めることに注力しました。
結果、100件を超えるアイディアが集まり、新しいイベントを立ち上げることに成功しました。
ポイントは自分がどのように考え、達成のためにどんな行動を起こすこと!
その結果どのようになったのかをできるだけ具体的に述べるようにしてください!
ポイントを押さえておけば、相手にも完結かつ分かりやすく伝わるでしょう。