パーソナルカラーは確かに知っておくと便利ですが、それだけに固執すると良い事もあれば、悪いこともあります。
事実、パーソナルカラーに囚われてしまい、こだわりすぎてメイクや洋服など、好きなことコーデができないと悩んでいる女子も多い。
では、パーソナルカラーを気にしすぎるのが良くない理由を紹介します。
パーソナルカラー気にしすぎNGの理由6つ!
自分の相性の良い色を診断してくれるパーソナルカラー診断ですが、囚われすぎてしまうと様々な不都合が出てきます。
どんな不都合があるのか、一つ一つ解説します。
自分の好きなファッションやメイクができなくなる
好きな色と似合う色は必ずしもイコールではありません。
パーソナルカラーを気にしすぎてしまうと、自分が本当に好きなファッションやメイクを諦めてまで、相性が良い色彩だけ選択するようになってしまいます。
最初は“似合う色だから”と納得していても、だんだんと「合う色」と「好きな色彩」の板挟みになり、ファッションやメイクが楽しくなくなってしまうこともあります。
買い物に時間がかかって疲弊してしまう
買い物に行った時、直感で可愛い色を選ぶのではなく、「これは自分に似合う色だろうか?」といったん考えることで、買い物時間が長くなってしまいます。
また、どのコスメが自分とパーソナルカラーが同じ人に人気があるか、調べたことはありませんか?
パーソナルカラーを気にしすぎていると、コスメを買うにもSNSで評判を調べ尽くしてからじゃないと購入できなくなる人もいます。
寝る間を惜しんで下調べをして、買い物でも長時間吟味してしまうのです。
それが楽しい人は良いですが、なんだか疲れたなぁと思うようだったら、パーソナルカラーに囚われるのをやめてみるのをおすすめします。
いつも同じ格好とメイクだと思われてしまう
あなたは、今日会った人たちの服装をすべて覚えているでしょうか?
この問いに「はい」と答えられる人は少ないはずです。
人は、人の服装をなんとなく「色味」だけで判断しています。
パーソナルカラーに囚われすぎて似合う色ばかり着ていると、たとえ何着も洋服を持っていたとしても、“同じ服ばかり着ている不潔な人”と思われてしまいます。
メイクも同様です。
似たような色のコスメばかりになってしまうと、“ずっと同じメイクの人”になってしまいます。
自分では買ったコスメの違いが分かっても、他人が見るのはメイクを終えた顔だけで、なおかつまじまじと顔を見るわけではありません。
そうするとあまり変化を感じ取れず、いつも同じ印象であると判断されてしまうでしょう。
実は若いうちは何でも似合うので勿体ない!
パーソナルカラーは生まれてから死ぬまで変わらないと言われていますが、年をとればとるにつれて似合う色の範囲が狭くなっていきます。
逆に言えば、若いうちは似合う色の範囲がとても広く、イエベの色もブルベの色も違和感なく身につけることができます。
(余談ですが、若い人は相性が良い色彩の範囲が広いせいでパーソナルカラーの誤診も良く起きるようです。)
せっかくたくさんの色が似合う時なのに、パーソナルカラーに囚われて特定の色しか身につけないのはもったいないと思いませんか?
結局“お洒落”からは遠くなってしまう
お洒落になりたくてパーソナルカラーを受けた人が多いのではないでしょうか?
でも、パーソナルカラーに囚われすぎてしまうとお洒落という印象からは遠くなってしまいます。
“お洒落”の定義は人それぞれですが、いつも同じような色味の服ばかり着ている人より、どんな色でも工夫して身につけている人のほうが素敵に見えませんか?
また、パーソナルカラーにおいて“似合う色”とは、肌との調和がとれて馴染む色なので、パーソナルカラーばかり気にしていると馴染む色ばかり身につけることになります。
馴染む色を多用すると、違和感はなくなりますが単調になりかねません。
お洒落に見せるには“適度な違和感”が必要なのかもしれませんね。
他人のパーソナルカラーまで気になってしまう
パーソナルカラーを自分の中でだけ楽しむのなら良いのですが、囚われすぎてしまった結果、他人のパーソナルカラーにまで口を出したくなってしまうことがあります。
例えばテレビを見ていて「この子はブルベなのにブラウンを着てて変…」と思ってしまったり、友達に対して良かれと思って「イエベだよね?青を着るのやめたら?」とアドバイスしてしまったり、そんな経験はありませんか?
そういった言動が目立つようになると、面倒臭い人と思われてしまう可能性があります。
パーソナルカラー診断は近年とても流行りましたが、半面、興味を持たない人や良く思っていない人もたくさんいます。
囚われすぎて人間関係にひびが入ってしまうことがないようにしたいですね。
パーソナルカラーにこだわりすぎると悪いことしかない?
パーソナルカラーに限らず、こだわることは良くても、こだわりすぎてしまうのは良くないことが多いでしょう。
とは言っても、“こだわる”と“こだわりすぎる”の線引きは難しいですよね。
一つ分かりやすい基準を作るとしたら、自分の気持ちや誰かの思いを犠牲にするようになった時、それは“こだわりすぎている”と言えるのではないでしょうか。
例えば、自分は本当は違う色が好きなのに、似合うと言われた色の方を選んでしまう。
例えば、友人がくれたプレゼントが似合う色とは違ったから使わない。
そんなことがあったら、きっとあなたはパーソナルカラーにこだわりすぎています。
こだわりすぎてしまうと、つらくなったり損をしたりするばかりか、誰かを傷つけてしまう可能性さえあります。
楽しんでパーソナルカラーを取り入れている分には良いですが、こだわりすぎていないか、たまに立ち止まって自分を客観的に見てみるのも良いのではないでしょうか?
パーソナルカラーにこだわらず気のせいにするのが一番なの?
パーソナルカラーにこだわらず気のせいにするのが一番なのでしょうか。
結論から言えば、パーソナルカラーはしっかりとした理論に基づいた診断です。
上手に使えば、自分をより魅力的に見せたり、生活を少し豊かにしたり、仕事に生かすことだってできます。
なので、上手に付き合うことができればそれが一番でしょう。
上手に付き合えず、ついこだわりすぎてしまうという人はいったんパーソナルカラーとは距離を置くのも一つの選択肢として考えてみてください。
パーソナルカラーを意識するのをやめたときのメリットは2つ!
パーソナルカラーを意識すると良いことばかりではありません。
意識するのを辞めたらメリットは大きく分けて2つあります。
ぜひ、参考にしてみましょう
様々な色を試せるようになる
パーソナルカラーに囚われていると、似合うと言われた色ばかり探すようになってしまいます。
反対にパーソナルカラーを意識するのをやめると、様々な色を手に取れるようになります。
今まで手に取らなかった色の中にも、他の色との合わせ方次第で使える色や、お洒落に見える色があるかもしれません。
そんな風に、様々な色を試して色を楽しめるようになるのが一つ目のメリットです。
自分が本当に好きなものを選べるようになる
服やコスメを選ぶ基準は、本来「好きかどうか」が大半ですよね。
パーソナルカラーを意識しなくなると、自分の好みに忠実になれます。
好きなものを好きなように選べると、精神的にも大きな満足感を得られることでしょう。
パーソナルカラーとの上手に付き合い方って?
パーソナルカラーとの上手に付き合い方って何なのでしょうか。
パーソナルカラーはうまく使えば自分をより魅力的に見せたり、生活を少し豊かにしたり、仕事に生かすことだってできます。
では、パーソナルカラーとの上手な付き合い方とはどのようなものでしょうか?
それは、パーソナルカラーを優先順位の一番上にしないことです。
パーソナルカラーはあくまでも参考程度にとどめ、コスメや服を選ぶとき、一番は自分の好みを優先してください。
好きだな・可愛いなと思った色は、たとえ似合う色でなくても身につけて良いと思います。
それがファッションやメイクのモチベーションとなるからです。
また、似合わない色を似合わせるようにするアドバイスも、パーソナル診断でしてもらえます。
そういったアドバイスは積極的に取り入れるといいでしょう。
アイシャドウを選ぶのにパーソナルカラーは気にしない方が良い?
アイシャドウを選ぶ時、パーソナルカラーは気にしたほうが良いです。
それは、似合うアイシャドウは“簡単にサマになる”からです。
似合わない色を塗るのがダメということではなく、似合わない色を使うには似合わせるテクニックが必要になります。
それでも「好きだから似合わない色を買いたい」と考えるなら、パーソナルカラーを気にする必要はありません。
パーソナルカラーは「(メイクやファッションに)ちょっと自信がない人が手っ取り早く垢抜ける・似合うものを知るためのもの」だと思うと良いでしょう。
参考にしたい人はして、既にメイクやファッションを楽しめている人はあまり気にせず今まで通り楽しむのが一番です。