読書感想文の宿題は夏休みの定番ですよね。
これに苦戦する学生は非常に多い。
そもそも読書感想文をやる意味って何なのでしょうか?疑問に思いますよね。
中には読書感想文は「意味不明、無駄、不要、害悪」と感じる人もいます。
ここでは読書感想文をやる意味について解説しています。
また読書感想文を書くのが上手い人が実践しているコツについても紹介しています。
読書感想文やる意味って何?
多くの学生にとって、読書感想文は嫌な長期休暇に出される課題の一つです。
「読書感想文ってやる意味あるの?」と考える人も少なくないでしょう。
なぜ学校は読書感想文の宿題を出すのでしょうか。
小学校学習指導要領(国語科)では読書感想文を夏休みの宿題として課す理由を、読むことと書くことの能力を育てるためとしています。
★「事象と感想、意見などとを区別するとともに、目的や意図に応じて簡単に書いたり詳しく書いたりする」★「書かれている内容について事象と感想、意見の関係を押さえ、自分の考えを明確にしながら読むこと」★「本を読むことで、感じる能力や情報を頭の中で整理する能力を育むこと」上記について指導することと定められているようです。
つまり、生徒の読解力と執筆力の向上を図るために、読書感想文の課題は出されているのですね。
意味(目的)が分かれば、納得できる理由でしょう。
読書感想文は「意味不明・無駄・不要」」な宿題(課題)という意見もある?
個人的には読書感想文って必要なのかな?って思いますね。
大人になって、夏休みにやった読書感想文が役になったことなんてないですしね。
あれって本当に必要だったのかな?なんて思いますけどね。
そうですね。
本を読む習慣がある人は自然と読みますし、活字を読む習慣がない人は、必然的に本から遠のきますよね。
読書感想文だったら映画感想文でも良いような気がしますけどね。
確かに!
感想文を書くなら別に文章である必要は無いと思いますよね。
映画だってドラマだって学べることはあるだろうし。
実際に映画を見て感想文を書く授業もありますしね。本である必要性は理解できないまま、大人になりましたね。
読書感想文って学校から「本を読むことは偉いんだぞ!」って強制されているみたいですよね。
しかも成績に関わるからやらないわけにはいかないですしね。
大人になって役に立つことは今のところ無いですしね。
結局、何が目的だったのか?はわかりませんでしたね。
感受性や文章の理解力を高めるとかも知れないですね。
このように、読書感想文をいらないと感じる大人もいるようです。
学生時代の読書感想文の宿題のせいで本が嫌いになったという意見も見られました。
元々読書があまり好きではない人にとっては、苦痛なだけなのでしょう。
また、読書が好きな人でも、感じたことや内容を改めて言語化することを苦手とする人も多いと考えられます。
読書感想文をやることはむしろ害悪になる?
読書感想文のデメリットはあるのでしょうか?
課題という形で強制されることによって、読書に対してネガティブなイメージを持つ学生がたくさん生まれてしまうのではないか、という意見が挙げられていました。
その意見は、一理あると言えるでしょう。
しかし、決してメリットがないわけではありません。
先述したように、文章力や語彙力をつけることの役に立っていると思います。
更に近頃はデジタルコンテンツ(娯楽)の普及が進んでおり、若者の読書の機会が減っています。
読書感想文は学生と読書と繋ぐ架け橋的な役割をしていると言えるでしょう。
確かに面倒な課題ではあるのですが、やって全く得がない課題ではなさそうですね。
読書感想文で上手い人の書き方ってある?
読書感想文を書くことが上手い人はどのような工夫をしているのでしょうか。
上手く感想文を書くために押さえおくべきポイントをいくつか紹介します。
一つ目「言いたいことを整理してから、書き始める」
いきなり、作文用紙に文章を書き出すというのは、玄人でも難しいものです。
どの段落にどのような内容の文章を書くのか。メモのような形でまとめておくとよいでしょう。
二つ目「見直しを怠らないこと」
読書感想文は、1200字〜1600字程度(原稿用紙3枚〜4枚程度)で提出を求められることが多いです。
それほどの分量を一気に書くと、誤字脱字をしてしまったり主語・述語の関係がおかしくなってしまったりします。
冷静になり、自分の書いたものを見直すことが大切なのです。
読書感想文をやる意味がわからないけど学校にちゃんと提出はするべき?
やる意味がわからないと思っていても、提出はするべきです。
読書感想文以外にもやる意味がわからない課題はたくさんあるでしょう。
しかし、提出しないとただただ成績が下がってしまうだけです。
特に安定した成績が必要としている時期には、宿題未提出という事態は避けた方が賢明です。
成績には平常点という課題提出による点数も含まれているのです。
面倒だとは思いますが、宿題は確実に点数が取れます。
テストの点数が悪くても、苦手教科であっても、提出物をしっかり出しておけば、そこまで成績が悪くなることはありません。
ポジティブにとらえたうえで、遅れてでも良いので提出しましょう。