ここ数年、春が短くなってきたと感じますよね。
桜が咲いたと思ったらすぐに夏が到来する季節。
近年では春や秋の季節を実感している人も少なくなってきました。
事実、ここ最近になって、春と秋が短くなっているように感じており、その理由(原因)は何なのか?気になっている人も多い。
では「春が短くなったのは本当なのか?」詳しく見ていきましょう
春短いのは気のせい?
確かに春の季節が短くなった気がしますね。
あと、秋も同じことが言えますね。
春も秋も日中は暖かいですが、早朝や夕暮れは気温が急激に下がって寒いので、なかなか感じることは難しいですよね。
春は短いように感じますよね。
桜が先始めたな~と思ったらすぐに夏になりますからね。
桜が咲いたときくらいしか、春を感じられませんね。体感温度的には、なかなか感じにくいとは思いますね。
わたしは春を感じるのは花粉症くらいですね。
確かに、わたしが子供のころは四季を感じられたように気がしますが、ここ最近は「夏、冬」くらいしか、明確に感じられませんね。
花粉症に悩まされたら「春が来たな~」とは思いますけどね。
多くの人が「春が短くなった」と実感しているようです。
気温の変化を長期で見ていくと、徐々に気温は上がってきています。
春は過ごしやすい気温ですが、最近では「心地いいなあ」と思っていたら、すぐ夏がやってくると感じる人も多いですね。
春(3~5月)の各最高気温を、東京(50年前と現在)で比べてみましょう。
2021年の50年前は1971年になります。
3月→1971年の最高気温は12.9℃。2021年の最高気温は17.9℃
4月→1971年の最高気温は17.7℃。2021年の最高気温は20.6℃。
5月→1971年の最高気温は21.6℃。2021年の最高気温は24.1℃。(2015年から25℃超えの年もあり)
人によりますが、春の季節で暖かさを感じるのは15℃からになるそうです。
50年前までは、3月の最高気温でもまだ寒かったようですが、最近では3月ですでに暖かさを感じるようになっていますね。
やはり、春の気温は徐々に上がってきています。
昔の気温と比べてみても、春が短いと感じるのは気のせいではないようです。
春が短く感じる理由(原因)は?
「春が短い」と感じるのは、暑さを感じる時期が早くなっているからですね。
春・秋・初夏は約20℃が多いです。
最高気温で20℃だと、日中は過ごしやすいと言えます。
昔と今の気温を比べてみると、最近ではすでに4月から20℃くらいなので、そのあたりから春らしさを感じますね。
しかし、地球温暖化の原因により、
★春から夏への切り替わりが早くなっていること★建築物や道路の多い都市部などは、ヒートアイランド現象も影響などによって、春が短く感じるようです。
ヒートアイランド現象とは・・・
・建物の密集によって、熱が逃げにくくなる
・建物や道路などで地面をふさぐことにより、地面に熱を閉じ込めてしまう
・人間が便利に使っている物の生産による熱の排出
などが原因になります。
暑さを感じる夏日は25℃以上をいいますが、2015年から、東京の5月の最高気温は25℃超えの年もあります。
そうなると、春の心地よさを感じる期間は短い、ということになります。
春だけでなく秋も短くなったのは気のせい?
秋が短いと感じるのも、やはり地球温暖化による気候の変化が影響しています。
それによって気温のズレが起き、紅葉の時期も遅くなるので、秋が短いと感じるのではないでしょうか。
秋は9~11月の時期をいいます。こちらも東京(50年前と現在)で比べてみましょう。
9月→1971年の最高気温は24.4℃、2021年の最高気温は26.2℃
10月→1971年の最高気温は18.9℃、2021年の最高気温は22.7℃
11月→1971年の最高気温は16℃、2021年の最高気温は18.6℃
そして、秋も約20℃の観測が多いですが、最近では9月・10月も暖かいです。
9月では夏日になるので、5~9月は暑さを感じる時期だといえます。
50年前は、9月にはすでに過ごしやすい気温でしたが、最近では秋らしい気温を楽しめる時期も短いといえますね。
今後の日本では春と秋がなくなるって本当?
きっぱりとなくなるとは言えませんが、確実に春と秋は短くなっています。
季節に影響を及ぼしているのは、地球温暖化によるものです。
「春と秋がなくなる」というような、季節が変わることで私たちの健康や環境、生態系など、大規模な変化が起きそうで、なんだか怖いですよね。
季節に変化を感じるのは、地球温暖化が関わっていると感じている人も多いでしょう。
私たち人間は、毎日を便利に過ごすために生産活動を行いますが、それによる「温室効果ガス」が地球の気温を上げ、異常気象を起こします。
その現象を「地球温暖化」といいます。
その地球温暖化により、季節の始まるタイミングがおかしくなり、春から夏へと早いうちから切り替わります。結果、現在のように暑い期間が長くなりました。
また、温暖化で寒くなるというのは不思議ですよね。
北極の氷は太陽光の反射率が高く、また、地球の気温を調節してくれる役割があります。
温暖化で寒くなるまでの流れは・・・
①氷が溶ける
②氷の面積が小さくなることで空気中に熱が放たれ、北極周辺が暖かくなる
③それによって気圧が変化し、他の大陸の気流にも変化が起こる
④その結果、北極の寒気が日本にたどり着き、寒くなる
という仕組みになっているそうです。
地球温暖化の影響により、暑さ・寒さの切り変わりが早くなっていることを考えると、春と秋がなくなってしまいそうな気持ちになります。
ですが、温暖化によって季節のズレは起きてくるかもしれません。
春の好きところは?
春の好きなところは3つあります。
①昼間に聞こえる、新しく生まれた鳥たちの声や、車の通り過ぎていく音など、春らしい環境音を楽しめるところ。
②朝、家に入る日差しを感じながら、鳥の声だけが聞こえる時間がいいです。
③外に出ても日差しが柔らかいところ。洗濯物を干すときに雲を眺めるなど、少し幸せを感じます。
春の好きなところを考えてみると、全体的に「小さい幸せを感じる瞬間」がありました。
春は、全体的にやわらかな印象があります。
「家に入る日差し」「鳥の声」「雲」など、普段あまり気にしないような部分に意識が向かうところに、「春」の特別さを感じます。
朝と夜の寒さもありますが、春の良い部分を記憶していました。
春の好きなところを考えてみると、「特別な季節だな」と感じます。