大学の文化祭といえば、「焼きそば、オムレツ、ベビーカステラ、タピオカ」など、まるでお祭りの屋台のように盛り上がるイベントです。
参加して楽しむ人もいれば、休む人も多いです。
そこで、大学において大学祭や体育祭は自由参加なのか?色々な人に意見を聞いてみました。
「休もうかな?」と考えている人は参考にしてみましょう。
また、ここでは大学の文化祭の目的(やる意味や意義)についても解説しています。
大学の文化祭は自由参加?
基本的に大学の文化祭は原則としては自由参加です。
特に、サークルや体育会などに参加していない学生は、催しをする側でないので、強制的に参加となることもないです。
逆に、サークルなどで模擬店や出し物があるようですと、参加はしないといけませんね。
多くの場合、当番制などでまわしていることが多いようです。
ちなみに実行委員や、サークル内でまとめ役をしたりすると期間中、終日参加となります。
注意点としては、すべての大学で学園祭が休日扱いになっているわけではないということです。
学校によって、大学祭の扱いは異なります。
まれに授業の一環として強制参加させられるケースも含むので注意です。
他にも、研究室やゼミナール、選択授業によっても授業の一環として、「出し物、手伝い」に参加させられるケースもあります。
中には出欠確認をし、単位に影響することもあります。
あくまでも稀なケースですが、そういう事態がある可能性も考慮しておきましょう。
その場合は、大学側もしくは先生側から何かしらの通達があるハズなので、何も言われていなければ、休日扱いの可能性が高いでしょう。
大学の文化祭は休んでも問題ない?
単位取得にはほとんどの場合問題ないです。
ただ一部の大学では、ゼミの発表会をかねていたりする場合もありますので、その場合は休むと問題ありです。
また、文化祭実行委員会に所属している場合も休むと問題なので、この点も注意しておきましょう。
それ以外であれば、休んでも問題ない事がほとんどでしょう。
ですから大学生の中には、学園祭期間中、長期の旅行に行く人もいますし、バイトにどっぷりつかってお金をかせぐ人もいます。
他にも資格取得のために猛勉強する人もいます。
就職活動中の学生であれば、インターンや就職活動に時間を充てる人もいます。
どこにも所属していない学生であれば、「在学中に一度も文化祭に参加しないで卒業した」なんてケースも多いですよ。
大学の文化祭の目的(意義)って何?
一番の目的は、学生自治意識の向上や、その充実です。
大学生活は基本的に生徒の自治のもとに運営がなされます。
学生寮の運営が典型的な事例です。
また大学の学園祭は規模が大きいので、企画~準備~実施~振り返りまでを含めると、1年程度は費やします。
その間、費用集めや協力会社との調整など様々な仕事が発生しますし、宣伝広報活動の場合は、マスコミとの打ち合わせや広告代理店との打ち合わせなど、随所でステークホルダーと協力関係を保ちながら成功に導きます。
調整先は社会人が多いので必然的に社会にでたときのスキルが身に付きますし、スケジュール管理や、コミュニケーション能力などの向上、予算管理能力の向上も期待できます。
つまり、文化祭の目的は、よりよい社会人となるための勉強をすることにあります。
大学の文化祭をやる意味って何?
そもそも文化祭をやる意味はなんなのでしょうか?
単なるバカ騒ぎで無意味、と思っている人も多いですのでその意義をお伝えします。
まずは、「普段の活動をお披露目する」という意味があります。
書道の展示や研究発表、ダンスや音楽の披露など幅広い分野に及びます。
次に学生間の親睦を深めることにあります。
教授や他大学の学生との交流も期待できますし、日頃お世話になっている地元の方々との交流も図れます。
その他、近隣小中学校の生徒さんや高校生などとも交流が可能です。
特に、地元の方々との交流は、地域に開かれた大学、根差した大学として運営していくためには必須です。
最後に、大学の雰囲気や学生気質の後輩への伝承です。
〇〇大学の学生は〇〇だ、など、各大学には伝統の雰囲気があります。
その雰囲気や気質を後輩に継承するために、文化祭は恰好の手段となっています。
大学の体育祭は自由参加?
大学の体育祭は、実施している大学を探す方が難しいです。
ただ0ではなくやっているところもあります。
この場合、参加は自由参加です。
体育会に参加している学生は半強制のところもあるようですが、それでもある特定の生徒だけ、特定の競技だけといったことが多いようです。
ちなみに多くの大学で、1回生は授業として体育があります。
体育は、他の講義と違い、出席していればほぼ単位はとれるのですが、病気などで出席できない生徒を救う措置として「体育祭」への参加を推奨しているところもあります。