秋になると美しく赤色~オレンジ色の葉をつけるのが紅葉ですよね。
家庭の庭で栽培する人も多いでしょう。
ですが、この紅葉は多くの害虫によって狙われやすい(つきやすい)樹でもあるのです。
紅葉などに行くと紅葉の葉や幹、枝に虫が付いているのを確認できるでしょう。
ここでは、紅葉食べる虫(毛虫や芋虫など)について詳しく紹介し、駆除方法や手入れの仕方について紹介しています。
紅葉食べる虫って?
紅葉食べる虫として一番有名なのが「テッポウムシ(カミキリ虫の幼虫)」でしょう。
この虫は紅葉の枝や幹の中に侵入して、成長を著しく妨害します。
日本らしい秋の景色である紅葉は、育てやすい庭木として重宝されています。
赤く染まるのを楽しみに待つご家庭も多いでしょう。
他にも、紅葉を食べてしまう虫がいることはご存じでしょうか。
葉に穴をあけてしまう害虫が紅葉を食べてしまうことがあるのです。
初夏にはナメクジやダンゴムシが食べることがあります。
また、枝にも穴をあけるテッポウムシが来ることも。
他にも、紅葉は樹液が甘いため、アブラムシや毛虫もよく現れます。
基本的に強い樹木ですが、害虫が多くなると枯れる原因になるので注意が必要です。
紅葉は非常に狙われやすい樹です。
定期的に観察して、こまめに管理することが大切です。
芋虫や毛虫も紅葉を食べるって本当?
紅葉の木をふと見上げると、芋虫や毛虫がいることに気が付く場合があります芋虫や毛虫は、紅葉を食べてしまうことはあるのでしょうか。
残念なことに、芋虫も毛虫も紅葉は好物なのです。
食害といって葉を食い荒らす可能性があります。
見つけたら早急に駆除をして、被害が拡大しないようにしましょう。
特に毛虫の中でもマイマイガやイラガの幼虫は、大量に発生する可能性があるので注意が必要です。
イラガの駆除は素手で行うと刺されることがある。
なので、手袋を忘れずに装着して行いましょうね。
紅葉には虫がつきやすい?
日向~半日蔭ですくすくと育つ紅葉ですが、虫はつきやすい木なのでしょうか。
植物にはどうしても虫が来るもので紅葉も例外ではありません。
紅葉は山中でも育つ樹木のため虫の害にも強いのですが、近年気候の変化により毛虫の害が多くなっています。
まだ葉が青い時期から食害が増えているので、気が付いたら早めに薬剤で対策をするようにしましょう。
食害箇所を早めに剪定することで、被害の拡大を防ぐ効果もあります。
日本の原風景を思わせる樹木、紅葉。
大切な樹木の成長は、庭に彩り添えてくれるものです。
害虫対策をしっかり行い、毎年美しい紅葉が楽しめると良いですね。
紅葉についた虫の駆除方法は?
大切に育てている紅葉に虫を見つけたらどのように駆除を行うべきでしょうか。
よくある2つの害虫の駆除方法について解説します。
虫の駆除
近年増えている毛虫の駆除には、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できる毛虫用のスプレーで駆除をしましょう。
スピーディーに駆除が出来るので女性でも簡単です。
手で駆除をしようとすると刺されたり、アレルギーを引き起こしたりする可能性がありますので、なるべく触らないように駆除をしましょう。
アブラムシの駆除
紅葉はアブラムシの害が多い樹木です。
アブラムシ自体は小さいのですが、大量に発生することがあります。
ネオニコチノイド系の農薬を散布すると駆除が早いことで知られています。
また、アブラムシはさほど強い虫ではないので、一般的な園芸用の駆除剤でも対応が可能です。
根元に粒状の薬剤を撒く方法もありますが、すでに葉に多く発生している場合はスプレータイプを優先して使うようにします。
スプレータイプの駆除剤はその他の害虫にも対応しているので、1つ常備しておくと良いでしょう。
紅葉に虫が付かないように手入れをする方法は?
大切に育てている紅葉には、できるだけ虫を寄せ付けたくないもの。
そこで、虫がつかない手入れ方法についてご紹介します。
殺菌剤の活用
紅葉は定期的に剪定が必要です。剪定の際に枝に切り口に、ペースト状の殺菌剤を塗るようにしましょう。
病原菌の侵入や害虫対策に有効です。
殺菌剤は剪定後の枝を健康に保つ効果もあります。
定期的な殺虫剤の散布と散水
先にご紹介したように、殺虫剤には虫を駆除する効果があります。
定期的に殺虫剤を散布しておくことで、未然に虫が来ることを防ぐ効果があります。
また、紅葉が大きくなってきたら虫を目視では見つけにくくなるので、定期的に散水を行いましょう。
水枯れを防ぐ効果もありますし、虫の駆除にもつながります。